2009年12月27日

骨と納豆

 主に腸内細菌が作りだすビタミンKは骨にとっても極めて重要なことが分かってきました。ビタミンK はタンパクの活性化に必要で、骨基質へのカルシウム沈着を促進します。また尿からのカルシウム排泄を調節し、骨構造を保護する事で骨粗鬆症の予防や治療に役立つと考えられています。また骨、歯、および軟骨中に含まれるタンパクの活性化にも不可欠で、さらに腎臓や脳の神経伝達時のタンパク合成にも関与していることが明らかになりました。

 健常人ではビタミンKの欠乏は稀です。しかし、乳児、高齢者、肝臓や消化器を患っていると欠乏症を起すことがあります。症状は、打撲時の痣、目の周りのくまの頻発、出血時間の延長、血便、血尿、鼻血等の出血傾向、さらに腎結石を発症する危険もあります。新生児の欠乏症は深刻で、出血で死亡もあると言われています。

 ビタミンKは緑黄色野菜中に含まれますが、吸収はあまり良くありません(油いためにすると吸収が改善されます)。
ビタミンKの必要量は成人男性で1日当たり80μg、女性は65μgと言われています。食品100g当たりのビタミンK含有量を列記しますと、野菜では、ほうれんそうが断然多く 380μg、ついでサラダ菜 315μg、 ブロッコリー180μg、 キャベツ 145μg。キュウリは少なく 20μg。油では、大豆油が 193μg、オリーブ油が 55μg、バターは 7μg、卵に至っては僅か 2μg。 これに対し糸引き納豆にはなんと 870μg も含まれているのです。
 
 ビタミンKが骨の健康維持に良いとすれば、中高年女性に多発している骨粗鬆症に効果が有るのではと思われます。 
 閉経後の女性の骨密度の低下と、血液中のビタミンKの低下とに相関性があり、閉経期にビタミンKを多量投与することで、骨密度の低下が回復することが証明されました。ただし投与量が1日45mg(45000μg)と超大量だったので、副作用を考慮すると、普通の治療方法は食品によるビタミンK摂取とすべきでしょう。
  


Posted by 亀田米穀店 at 15:47Comments(0) ★伝統食★

2009年12月18日

だしの王様 【鰹節】

私達の体内では、細胞が絶えず分裂して増え、そのひとつひとつが栄養分を吸収しながら再生と分解(新陳代謝)を繰り返しています。脳細胞や一部の細胞を除いた全ての細胞がおよそ4ヶ月で新しい細胞に生まれ変わります。このような生命維持を司るのが核酸で、20歳ごろまでは体内の肝臓で盛んに作られます。その後、加齢に伴いその生産量は減り、老化が進みます
 
体内に核酸が足りなくなると新陳代謝が滞り、ざまな不都合が起きてしまいます。

核酸の一つであるイノシン酸(かつおが多く含む)を充分摂取することによって、細胞に原料を供給し、老化を食い止めることができるのです。
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Posted by 亀田米穀店 at 15:30Comments(0) ★伝統食★

2009年12月11日

ニッポン人の忘れ物  お婆ちゃんの【ぬか漬け】

 糠漬けの栄養には、タンパク質、糖質、脂質、ビタミンB1、ミネラル、食物繊維が含まれる。
大根の場合、糠漬けにするとビタミンB1が生の時の12倍になる。漬物由来の乳酸菌は耐酸性や耐アルカリ性が高いので、生きたままの状態で胃腸に到達される確率が高く腸内の善玉菌を増やす効果も期待されている。また、糠漬けに含まれるGABAには精神を安定させる、肝臓、腎臓の機能を改善し、血圧を下げるなどの生理作用があると言われている。


 糠漬けは保存食品であり塩分が多いが、同時にカリウムも多く含まれるため問題がない。また乳酸菌や酵母により有害物質を分解する効力が高く、腸内を清浄に保ち健康維持に大変良い。

 植物性乳酸菌は、動物性乳酸菌の10倍もの腸内生存率を誇る。 動物性乳酸菌のほとんどは胃酸で死滅してしまうが ぬか漬けに含まれる乳酸菌は腸まで届いて整腸作用に有効に働く(プロバイオティクス)。
 発酵食品と言えば 「ヨーグルト」と言われがちですが、ヨーグルトは動物性乳酸菌ですから、
糠漬けの  1/10 しか整腸作用はありません。  続きを読む


Posted by 亀田米穀店 at 20:01Comments(3) ★伝統食★

2009年12月07日

孤食と精神疾患




 『孤食』―子供だけの朝食(31%)。孤独な食生活で栄養バランスも崩れ、精神面での弊害・言語能力の低下も顕著になるのである。
日本に限らず世界の先進諸国は子育て世代の親達に悩んでいます。核家族化、共稼ぎによる家族間会話の減少から家族のコミュニケーション不足が様々な問題行動や事件を表面化させました。それらを防止する具体的な方法のひとつに「共食」があります。つまり「孤食」をしない、させないと言うことです。一人で食べる食事の味気なさ、わびしさ、孤独感やひいては絶望に通じます。栄養補給だけでなく共に分かち合い確認しあうのが食事本来の姿かもしれません。  続きを読む


Posted by 亀田米穀店 at 08:42Comments(3)☆★食育★☆

2009年12月04日

☆なぜ、今【食育】☆

「食」に関する情報が社会に氾(はん)濫する中、豊かな緑と水に恵まれた自然の下で先人からはぐくまれてきた、地域の多様性と豊かな味覚や文化の香りあふれる日本の「食」が失われる危機にある。
栄養バランスの崩れ、不規則な食事、孤食、食料自給率の低下、伝統的食文化の衰退など、現代の「食」の問題点に目を向け、学生はもとより個々の家族や知人、一般市民の我々にも食の本来的な意味を見つめ直す必要があるのでは無いでしょうか。

AKB48のパワーと集中力のもとは朝ごはん
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Posted by 亀田米穀店 at 18:01Comments(3)☆★食育★☆

2009年12月01日

玄米の炊き方

ザルを使ってしっかり研ぐ。(玄米の表面に細かな傷を付け浸水性を良くします)2回程度水を変えて洗います。
食塩を入れて溶かし、約6時間程 浸す。
(塩加減は玄米3カップに 小さじ三分の一 程度 。)

炊く前に一度水気を切る
炊きあがったら濡らしたしゃもじで底からすくうように混ぜ、15分程度 蒸らす。
(圧力鍋で炊く場合は多少異なります)

ヨーグルトを水に溶かして炊くと 糠層に閉じ込められた粘りの成分が出て来るそうですよ。



秋田地方に江戸時代から伝えられてきた玄米の炊き方
>>びっくり炊き<<




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Posted by 亀田米穀店 at 00:20Comments(1)おこめの炊き方 保存